吸血鬼くんと人食いちゃん

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完璧な友情の始まり 3章

完璧な友情の始まり 1章
完璧な友情の始まり 2章

女の子は美味しそうな匂いで目が覚めた。

「あれ?ここは、どこ?!」
彼女は古くて絢爛豪華な部屋にいた。
濃緑色のベルベットのカーテンとローズウッドの家具。静かな森みたいだった。
「この家具が凄く綺麗だけど、家具を食べられない。」

女の子は美味しそうな匂いの跡を辿って、大きいダイニング・ルームに来た。
ダイニング・テーブルにご馳走が並んでいた。
「わぁ!うまそう!」

「ようこそ!どうぞ、召し上がって下さい。」

女の子は男の子をじっと見た。
「お前は一体だれ?!」

男の子が質問に答えずに話し続けた。
「兎パイ、ローストチキン、ラムチョップ、ポットロースト、エスカルゴ。。。」

「全部に肉が入っている?」

「そうですね。。。あ、あなた様はベジタリアンでいらっしゃいますか?」

「ベジタリアンなんかじゃないけど、肉のアレルギーがあるよ。」

「申し訳ございません、お気分を害するつもりはありませんでした。。。」

「いいよいいよ、気にしないで。」
「他のうまそうな匂いもする。。。何の匂いか分からないけど、食べられそうな気がする。。。」

女の子はこの不思議な匂いの跡を辿って、階段を降りた。大きい板戸の前で止まった。

「お待ちなさい!あのドアを開けないで下さい!あ、あの部屋にある食べ物はまだ生でございます。」
男の子がそわそわして、女の子の行く手を遮った。
「ちょっと、ダイニング・ルームでお待ちいただけますか?ワタクシは料理を致します。」


「おけ、さっきの部屋で待つ。」

つづく

完璧な友情の始まり 3章

完璧な友情の始まり 4章

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